ピラティスの効果の特徴

 

ピラティスは、あまり身体に負荷をかけないのに凄い効果があるということで評価され人気になっています。ピラティスはエクササイズでありながら、緩やかな筋肉トレーニングとなっているので、誰もが手軽に取り組める条件が揃っています。

 

それでも今ひとつ、ピラティスの原理が見えて来ないかもしれません。ピラティスは、狭義的な意味での単純な筋肉トレーニングではありません。通常の筋肉トレーニングでは、その言葉の通りに強い筋肉を作ることを目的にしているので、そのためにはやはり短時間で筋肉に可能な限りの負荷をかける必要があります。こうして体の表面にある筋肉を鍛えていき、外観上でもそれを確認することができます。

 

しかしピラティスでは、そうした直接的な筋肉を作ることは目的としておらず、どちらかというと筋肉をどう上手に使うかということを重視しています。そのためあまり大きな負荷を必要としているわけではないのです。

 

更には、動きもゆっくり行っても構わないわけで、身体の表面筋肉というより、体の奥にあるインナーマッスルが鍛えられていきます。

 

従ってピラティスをずっと続けていても、ボディビルのような体型にはなりません。しかし、ダンサーのようなしなやかで引き締まった、スリムなプロポーションになっていきます。

 

特に女性にとってはもちろんこちらの方が魅力的というわけで、これが、ピラティスが支持されている大きな理由でもあります。

 

激しい筋肉トレーニングは、今まであまり運動をしたこともない中高年者が、いきなり始めることができませんが、ピラティスならOKで、病後のリハビリとして行うにも最適となっています。ちなみに妊娠中でもピラティスなら行うことが可能とされています。